日本人の多くは、はるか以前から自然の恵みに感謝しながら
野花を飾り先祖の霊を祀っていました。
そして仏教の伝来より始まった現在のお仏壇は
本来は寺の本堂を家に持ち込まれたものであり
いわば現世と浄土を媒介する“ミニチュアのお寺”で
そこに毎日手を合わせて拝むのがひと昔前までの日常でした。
しかし、今や一般家庭で伝統的な仏壇を見かけることはあまりありません。
ではどんな“仏壇”であれば現代の暮らしと共生できるのか。
私たちは先祖とつながっています
未来ともつながっています
死んだら確かに身体は存在しませんが
家族や親しい人の心にずっと存在しているはずです
だから未来にも通じています
私たちは先祖と未来とつながりながら生きています
愛する人へのコミュニケーション
新しい祈りの空間として、仏壇のあるべきかたちを探ります。
