“大切な人を、いつもそばに感じられたら…。
かけがえのない絆を、もっと深められたら…。
言葉にならない心のぬくもりが、魂を輝かす力となって、
前向きになれる。歩き出せます。 ”
最近では死生観、供養感の多様化によって宗教的供養を望まない人が増え、従来の形式に替わる供養の方法が求められています。従来の墓地への埋葬のほか、散骨、樹木葬といった自然葬が社会的に容認されつつあり、故人の生きた証を残したいという要望が増えてきました。一般的な葬送の方法である寺院への納骨の代わりに、或いは納骨を行ったうえにさらに、遺骨(遺灰)を自宅等で保管し、慰霊の場を身近に置いて故人を偲ぶという概念です。
社会的背景としては、少子高齢化・娘一人・単身者などの増加により、継承を前提とする「お墓制度」(江戸時代になって徳川家康による国民管理の一環としての「寺請け制度」に基づくもの)に対応できない家族が増え、また後継者に負担を掛けたくないといった気持ちや、不景気に伴う個人資産の減少、介護費用の負担などにより、気軽に手を合わす事ができることに需要の高まりの一因と考えられます 。
残された遺族が、身近な人の死によって受ける精神的ダメージ(喪失感・罪悪感など)などから自発的に克服するきっかけとして手元供養・メモリアルジュエリーを選択することも増えてきています。